ケ ー ス

update 2005/1/11
         

静音のためのケースの選択、は非常に難しいです。そしてケースの加工は非常に疲れます。
問題はあるものの、サーバー用の大きなケースが、現時点ではいい無難な選択になりそうです。

アルミケース
一般的にアルミケースは共振するから、静音にはスチールケースだと言われています。
私は多少の防音の知識もあるので、このぐらいのハードルは越えられると思い違いをしてしまい、外見に惹かれオウルテックのアルミケースを買ったことがあります。しかし、いかに対策しても自称静音マニアの私には許容できず、一般的にはかなり静かなPCを仕立てて知人に譲って(売って)しまいました。
特に側板はあまりに軽く振動しやすく、ケース中に防音シートをかなり貼りこんでも少しはマシになりますが、静音的には一般的なアルミケースはスチールケースに比べてかなり遜色があると思います。
だからといって、全てのアルミケースがそうなのか?というと、分厚い2ミリ以上のアルミ板を全体に使った超高級ケースならどうなるか?(おそらく響かないと思うのですが…不明です)

スチールケース
スチールケースは安物のケースが多く、外見もアルミケースのような魅力に欠けます。
しかし、昔のスチールケースに比べかなり品質も良くなってきているらしいです。
肉厚の鋼材を使用したもので、他の条件を満たすものがあるといいのですが…

加工性
剛性の高いケースならいいのかというと、もし穴を開けたり加工が必要な場合は、非常につらい作業または加工が不可能になるかも知れません。
分厚い2ミリ以上のアルミを使用したケースだと、あまりに高価で加工する勇気が萎えてしまいそうです。

Smart Driveをケース底に置けるスペース必要です。しかし、そのようなものは存在するはずはなく、3.5インチベイを撤去すれば可能になるものがあります。しかし、3.5インチベイにはFDがあり、これは3.5→5インチ変換ユニット(500円ぐらい)を使って、5インチベイへ。また、サーバー用の大きなケースなら、3.5インチベイを撤去だけで置けるスペースができます。MICRO-ATXなど小型のものはSmart Driveが入るか、どう共振させないように置けるかが問題です。
(H17/1/11)
Silent Boxという選択肢も出てきました。
Smart Driveに比べ格段に振動吸収性が期待できますので、5インチベイに入れる事も静音的に許せる可能性があります。

ケースの奥行きですが、MTV1000などの長いボードもありますので、長いほうが望ましいです。
ケースの幅も、吸音材を入れるのなら広いほうがいいです。

背面のファン穴ですが、小さい通気口がたくさん空いているものは、やはり抵抗になりますのでくり貫きます。(ニッパー、ニブリングカッター)下図参照
排気ダクトを作るのでしたら、CPUの位置と同じぐらいの位置にあるほうが作りやすいです。最近大体上部にCPUがあるケースが多いようですから、ケースファンの位置が上側に付けられる方がいいと思います。(やや下側にある事が多いようです。)
(H17/1/11)
ケースとしては、背面のケースファンが12cmも良し、8cm×2個も良しだと思いますが、8cmのほうが微妙な軸音については均一であると言えます。

12cmのケースファンはうるさい
親切に12cmのケースファンになっているものがありますが、12cmのファンで『合格』といっていいファンを私は知りません。(ファンは同じメーカーで同じ方式のファンなら、8cmのファンと12cmのファンでは回転音の傾向は同じで、1ランク大きな音になります。)いくつか購入した結果です。(これでも、静かなファンを求めて数万円、使ってしまいましたが…。)8cmか、9cmのものがいいと思います。

(H15/1追加)
静かなファンを見つける 【番外編】12cmファン
電源を購入することでしか得られませんが、Yate Loon社のD12SMは、静音性と風量の比率が一番良いものです。ただし、品質に問題もあるようですが・・・

長尾製作所オリジナル12cmファン(RDL1225s)も1月下旬発売です。
上記に比べ品質、信頼性で勝りますが、静音性と風量の比率では、かなり差があると予想されます

(H17/1/11)
長尾製作所で扱っている12cmファンは従来の(私の)常識を覆し、静かなファンです。ただし12cmだけに振動のエネルギーが大きいのか、周波数が影響するのか共振してしまうこともあります。
参照→ファンについて


吸気口
スチールケースの場合は、側板に通気口がたくさん開いているものが多いですが、場所によってはケース内の換気を妨げます。その場所とは特に電源ユニット付近の通気口です。電源の排気による負圧の吸気が一番ちかい吸気口からされてしまい、肝心のハードディスクや、グラフィックボード、メモリの周りの空気の上昇を妨げます。つまり、排気口から一番遠いところから集中的に吸気してやることが、ケース全体の効率の良いエアフローになるのです。ですから、不要と思われる通気口は塞ぐことが、換気だけではなく遮音の面からも必要です。

通常の静音モデルを考えるなら、ケースの上部、側面、前面は塞ぎ、前面下部か底に通気口を確保し、またグラフィックボードの下の空きPCIスロットを塞がずに開けておいて吸気させることをお勧めします。

(H15/1追加)
HDDケースを自作することで、PC内部の騒音を激減させると、エアフローだけ考えればいいことになります。上記の概念を逆手にとって考えたのが、「吸排気を分散する」です。
より騒音で個々のパーツの冷却を実現できていると思います。
(H17/1/11)
上記(H15/1)の構成も考え方としてはおかしくないのですが、スマートでないので止めてしまいました。
しかし、排気については1箇所で行うよりも複数のほうが個々のファンの流量を抑え騒音を低減できるので、総合的にも騒音が低減されるという考えに変わりありません。
参考→管理人のPC


防音加工
市販のものも悪くないですが、ホームセンターには安くていいものがあります。
・鉛シート
・東レの防音材
 http://www.toray-mono.com/bohon/bohon.html
・1m幅、10cm単位で売っているゴム
要は厚ければ厚いほど遮音効果がありますね。
最近は薄さと効果なら東レの防音材、厚くしてもいいなら5ミリ厚のゴムがいいと、考えています。
前面のファンの取り付け穴や、使っていない5インチベイの裏が遮音のウイークポイントです。




背面のファン穴をくり貫く

始めに、小さい穴を2箇所電動ドリルで大きく広げ、その2つを繋げて、ニブリングカッターの先端が入るようにします。(金属用の糸のこでも可能)

そこから、少しずつ鉄を切り取っていきます。
この状態から5分程度でくり貫き完了です。

こんなことをしないようにケースを選んだほうがいいでしょう。

作業の際は、マザーボードを外して(外さないのなら完全に養生して)鉄の切りくずや、粉で、マザーボードをお亡くなりにならないように、厳重に注意してください。
ニブリングカッター(2代目です。)

秋葉原の千石電商の軒先で1380円。

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