ハードディスクの静音化

smart driveを超える静かさを手に入れる方法

【参考事例−7 自作HDDケース−5】



1.コンセプト
・高価な工具を使わずに容易に作れること。
・スマドラ以上の防音性があること。
・よく冷えること。

2.アルミの箱は作りにくい
HDDケース4に到って、アルミの箱である必然性がないことに気づきました。

このアルミの箱は市販のものを加工したものです。アルミの厚さは薄くHDDの一部から熱を伝えて全体で放熱するのは無理。当初の狙いでヒートシンクで効率よく放熱する狙いでした。

5o厚のアルミを使えばケース全体の放熱が狙えますが製作が難しくなります。

HDDケース5(新作)

アルミの箱を脱がせてしまいました。

HDDを防音材でグルグル巻いたものに、ヒートシンクを貼りつけただけのものです。

箱に入れない分、防音材を巻いた厚さを増やせます。約10層に重ねています。

金属加工をせずに、作れます。


3.材料
# 品  名 使用サイズ 購入先 価格
東レの防音材FC1200 約60×100cm ドイトなどの
ホームセンター
100×10cmあたり
約200円
2 発泡ウレタン吸音素材
カームフレックスF2
約150×280×5mm PCパーツShop 30×30cm
2枚入りで970円
3 灰色ラムダ・ゲルシート
熱伝導率6.5W/m・K
25×12.5×1mm
×4枚
faithが
安かった
25×25×1mm
2枚入りで480円
4 セメダイン スーパーX 少々 ホームセンターで買うと安い
5 ヒートシンク
あすか電子 ET150-50
150×50×25mm 千石電商
(秋葉原)
500円
6 ゴムシート 100×100×10mm ドイトなどの
ホームセンター
約200円


4.作り方と説明

<内周>


東レの防音材をHDDの幅で1周分カットカームフレックスF2を貼ります。
→高音域の吸音、振動吸収

HDDに巻きつけガムテープで止めます。

※取り出せるようにします

<外周>
16.5cmの幅でカットした東レの防音材を両面テープで適宜止めながら巻きつけていきます。

防音材を真っすぐにカットし、正確にずれないように巻きつけるのが
ポイントです。

巻きつける量は200cm以上、私は300cm巻いています。
(どれぐらいが適正か?)

この防音シートは特別な性質を持つものですが、重ねることでより防音性を高めることができます。


ヒートシンクと接着する面はカッターで平らにならします。

ヒートシンクの幅は5cmなので、そのままでははみ出してしまいます。

このように幅を整えて、スーパーXで接着します。
(特に強力で弾性のある接着材が必要です。)

また、<内周>には接着剤がつかないように少しずらしておきます。



いったん、内周を外周から取り出してヒートシンクを接する面に
「灰色ラムダ・ゲルシート」を貼り付けます。
(熱伝導率6.5W/m・K 厚さ1mm)

金属に比べ熱伝導率は格段に悪いものですが、
@接触面積が大きいこと
A音、振動を伝えにくいこと
HDDケースの最も重要なポイントになります。

また内周を外周にセットする際に、あまり強く押し込むとHDDからの音が伝わりやすくなるようです。

ちなみに、
SmartDriveでは
セルボセイン(熱伝導率0.148W/m・K)
を使用していますね。
(広い面積でカバーしているようです)


<入り口の密閉例1>

防音材を丸め、カッターで整えて詰め込みました。

これだと、入り口が広がったままです。


<入り口の密閉例2>

ゴムシートをカッターで加工します。


両端を先に押し込みセットします。


入り口の広がりが抑えられます。

<設置例>
良好なエアフローのためもあって、
室温23度でs.m.a.r.t.温度は、27度です。(SAMSUNG SP1604N)
(このHDDのs.m.a.r.t.は低めにでます)

ケース内部に「発泡ウレタン吸音素材」を使っているのである程度の振動を吸収しますが完全ではありません。

ピンクの台は梱包材で硬さと振動吸収性のバランスがいいものです。
<もっと静音性を向上させるには>
このHDDケースの弱点はヒートシンクからの音漏れです。そこで上記<設置例>では本体とヒートシンクの間にアルミ板を加えています。このアルミ板を銅に変えて作れば最高のものになると思います。(やってないけど・・・)

(注)このヒートシンクは、平面化されていないのでアルミ板や銅板を貼るさいには平面化が必要になります。(このような大型のヒートシンクの殆どは平面化されていません)
  
作成 2003.10.11

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