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本気のしるし/星里もちる2003/05/07

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ー、終わっちゃったー。
途中、ハナシの方向が見えなくて、ドロドロ人間模様で、なんで買ってるんだろう私、とか思いましたが。完結してみるとなかなか良いハナシであった。
適当に、へーぼんに生きてきた営業マン辻くんが、不安定で男を振り回す災厄のような女・浮世サンに出会って、どんどことりかえしのつかないことに足をつっこみ、身を持ち崩してゆく。最初は道に迷った浮世サンに声かけただけなのに、最後には会社をクビになってホームレスの一歩手前までになるんだもんね。すさまじいね。

んつーか、追いつめられて、針の振り切れた状態がふつう、という人がいっぱい出てくる中で、辻くんのノーマルさは救いのような気もするけど、でも結局いつもビンボーくじをひかされるのも辻くん。「イイ子」とか「要領の良さ」がアダになっちゃうというか。たしかにソレが通用する社会では、その方が得することが多いけど、ちょっと自分の中のバランスがくずれると(針が左右に振れると)、「安定」は「これ以上ないくらいの不安定の予兆」にすぎなくなる。ソレが悪いとは思わないんだけどね。浮世サンと出会いさえしなければ、辻くんも適当に平凡な人生を送っているのでしょう。そういう人の方が多いのだろうし、浮世サンと出会わない限り、ソレを不満に思いつつも抜け出そうとは思わないハズ。
でも辻くんは浮世サンと出会ってしまった。コンビニで、声をかけただけなのに。
ラストの展開は「最終問題200点!」て感じであっけにとられますが、まーしょうがねーか…て感じ…。「ジェットコースラーラブロマンス!」にふさわしい展開ではないでしょうか。どーしよーもない閉塞感をぬぐうには、これくらいしないとしょうがないのかも知れません…。そんなバカなー!とは思うけど、最後の浮世さんのプロポーズは良いシーンであった。
人生何がおこるか分からないっつーことやね。

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