|
手塚先生「メトロポリス」買って読む(映画「メトロポリス」感想参照)。
…?これストーリー違いますね?
悪党「レッド党」のいうなりに「天使の顔を持つ、悪魔のような人造人間」をつくってしまった博士は、悪の手先にさせまいと「人造人間」を「ミッチィ」と名付け、普通の子供として育てることを決意する。だが博士はレッドに殺されてしまい、博士が父親でないと知らされたミッチィは、ほんとうの両親を捜す旅にでる。
レッドに自分は人造人間だと知らされたミッチィは自分どれいのように扱おうとするレッドをにくみ、人間全体を滅ぼしてしまおうとする…
うわー!
なんて残酷な話なんだー!!
それまで何も疑うことなく素直に育ってきたミッチィが、人間を憎むようになるその豹変ぶりが怖いよう〜。人間の科学技術の、不自然なまでの完璧さの上にうまれたミッチィが、その不自然さゆえにバランスを崩してゆくさまはこれ以上ないくらい哀れ。結末は、あくまで、人間の果てしない欲望に警鐘を鳴らす、というもので、あえてその欲望に翻弄された人造人間には触れていないところもまた残酷。
これ戦後まもなくの作品ですが、時代を先取りしすぎでは手塚せんせー!?今でこそこういう悲劇的で問題提起をうながす作品はあまたあるけど、娯楽を求めるこの時代の少年少女は一体どう受け取ったのだろう。インパクトは今と比べようもないくらい強烈だったかもしれないが。
ちょっとこの作品は、わたしのまんが人生のなかでこれ以上ないくらいの衝撃でした。ドキドキ。
▲
All rights reserved by masa
|