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急に思い立って、奈良・春日大社の宝物殿「夏期特別公開・神と鹿」を見に行った。
「神と鹿」。これが違うタイトルだったら行ってなかった。
まさに字面だけ見て、行きたくなったの。「神と鹿」。
鹿は神様のおつかいなんだそうですよ。だからこそ奈良では保護されているのですが。確かに奈良の鹿って(奈良以外の鹿は知らないけど)、気がつくと茂みからじーとこっちを見てて、よく目があったりして、もしや誰か知人の生まれ変わりかしらん?と感じたり。単に人によく慣れてるというだけのハナシだけども。(でも奈良の鹿は、人に慣れてるけどあくまで"野生動物"なんだそうな。知らなんだ。
春日大社は近鉄奈良駅から徒歩20分。てくてくと。この日も暑かったけど暑くなかった。緑の数が違うもん。サワヤカ〜。
宝物殿は想像していたよりずっと小さくて、観覧者も少なかった。私含めのべ3人。緑深き参拝道を通って、異界へ迷い込んだようであったよ。ほんとこぢんまりしていたけど、中身はすごかった。すごかったすよマジで!たぶん常時公開していると思うけど、源頼朝が寄進したとゆー1対の巨大太鼓が、とにかく巨大で、そんで怖かった。ほんっ…とに怖かった。
ちいさい建物のはずなのに、その太鼓のためにそのフロアだけが天井高くて、でもとてもその部屋の容積では太鼓の"気"を収めきれなくて、なのにその"気"のなかに「侵入」していかなければいけない。ただの「人間」が!ただの人間にはたちうちできませんよアレには。龍と鳳凰のみごとな彫刻もすごい存在感だったのですが、それより太鼓の中心に三つ巴が描かれてあって、これが長年の使用によってもちろん模様がかすれているのだけど、この巴もようが一番怖かった。怖いのに目が離せない。(あ・うずまき…?)
そんでフロアの反対側には、比較するように現代の作家(?)が作った巨大太鼓が置いてあるのだけど、こっちは彩色も鮮やかで美しいのだけど、逆に時間に洗われていない色気がひりひりして見ていられなかった。実際使わないことにはね。有り難くも何ともないよね。制作費6000千万円、だそうですよ。さよけ。
「鹿」作品ももちろん堪能しましたよ。掛け軸と、巻物に描かれた絵と、彫刻が少し。絵に描かれた鹿は、どれもちゃんとまつげ描いてあって、プリティーでした。バンビバンビ。やっぱこのおめめが、人なつこいかんじするのでしょうな昔から。鹿見に行ったのに、鹿より太鼓に強烈にヤられた。こんなはずでは…。
絵葉書ちょっと買って、せっかくなので散歩がてらお参り。冷やかす程度に…。そこらへんでわらびもちでお茶でもするべーと思ったのに、近辺の茶屋の閉まるの早いこと…。5時前には品切れでしまっちゃうみたいだす。まだ明るいのに…。
かくして疲れた足を引きずって近鉄奈良駅にもどったのが5時。1時間半ほど、休まずに歩き続けていたようでげす(わたし時計&携帯持ってないんで、駅に行かんと時間わからんのです)。駅でアイス買って食べた。
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