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雪舟展 2002/04/07

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日は曇り〜。雨降らんでよかった。曇りって、寒くさえなきゃイイ天気だよな。
京阪電車で七条へ。京阪特急に初めて乗った!テレビカーだった!!有名だっけ?!そういえば聞いたこと有るような…なんか田舎のフェリー思い出したよ。夏、お墓参りしに島行く途中、高校野球とか見てた。今日はのど自慢やってた。けどヘッドフォンして本読んでた。

条に着いて1時半。駅から国立博物館までは歩いてちょっとなのだけど、あきらかにみんな同じ方向に歩いている…。最終日だし、どうも人がおおそう。国立博物館。はじめて行ったけど、門から建物から…カッコイイ〜!!桜もまだ咲いてたし、美術館でなく博物館だけあって庭にたくさん石像やら昔のお寺の柱やら基石やら…。のんびりできそう、また来たいな〜。
しかし庭でのんびりするわけにはいかない。私は「雪舟展最終日」を甘く見ていました。1時間15分待ちでした…。美術展で行列並んで待つなんて初めて。人と来てたらしりとりでもするのでしょうが、本持ってたので読んで過ごしました。持ってきててよかった。おかげで読了できました(福永武彦「草の花」)。
こういう時って、周囲の人の会話を聞くともなく聞いてたりして。すぐうしろのご夫婦は上野の美術館とか、いろいろ足を伸ばしてはるみたい。このあと大阪でご飯食べるみたいで、ガイドブックかなんかみながら、あれがいい、あそこはマズイと議論してはった。こういう会話って声とか大きかったりするとワケもなく心の中で毒づいたりするんだけど(こっちは本読んでるしさー)、今思い出すとなぜだか愛しいモノのように思えている私。そのご夫婦がというより、人の営み全体(たかが絵をみるのにバカみたいに行列になってることとかー)を。割と今日は機嫌良い日だったようです。
というか。美術展で人混みを何より嫌う私が、1時間15分待ちと聞いた時点で、人混みに機嫌悪くしてたら見て嬉しい絵もつまらなくなる、と、ちょっと覚悟したとも言える。これが京都じゃなきゃ、行列と聞いた時点で帰ってたかも。

舟展はよかった!行って良かった。ほんとは解説も読みながらのんびり自分のペースで見たかったけど、それはちょっとガマン。どうせ解説読んだって覚えてないしな。
雪舟展とはいいながら雪舟の真筆(ホンモノ)と認められるものはわずかのようで、多くは弟子の作だったりするわけで、周囲でも「これ雪舟?」「雪舟ちゃうで」という会話がなされてたりするんだけど。私はもう作品の背景とか美術史とか覚える気ゼロなので(知ってた方がもちろん面白いのでしょうが)、要は目の前にある絵をみて、気持ちよかったらいいんだし。

「雪舟展」とはいっても、水墨画自体を見慣れてない私には、「雪舟」自体の有り難みはようわからん。もうちょっと他の水墨画を見て、勉強して行ったらいいんだろうかね。でもいいのさ、今更絵なんて、勉強のために見たってしょうがねー。人間の生命をなぞり、あぶり出された線と色に出会えればいいのだ。そのために私は絵を見に行くよ。
線ですかね。雪舟は(というか水墨画は?)、線が好きだと思いました。花鳥図ではこれ以上ないほど繊細で微細な表現がされていて目を細めるかと思えば、達磨のふくよかな太い線や岩肌の荒々しいリズムのある線に、がしっと心を掴まれたりするのです。モノクロームの色彩も、かえって鮮やかな色を思い出させて、曇った今日の天気もよけい美しく見えるというもんです。やっぱり世界は美しい。

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