えと

 

私的芸術論2001/07/29 …今読むと、何がいいたいのか我ながらよくわからん。けどのっけてみる。

トップへ

映画の話
漫画の話
小説の話
展覧会の話
お芝居の話
他の話

リンク

 

映画の話……………
タンポポ

トカレフ
OUT
ホワイトアウト
幻の光
天国までの100マイル
ドリフトウッド
ミステリアス・ピカソ
メトロポリス
CUBE
マルコビッチの穴
ぼくんち
MOON CHILD
イングマール・ベイルマン
映画祭-その1-
デリカテッセン
惑星ソラリス
アメリカンサイコ
リーグオブレジェンド
大阪ヨーロッパ映画祭
アリス
★死に花

テレビ版「濱マイク」
テレビ版「ニキータ/シ-ズン3」
I<アイ>の世界

漫画の話
鋼の娘
メトロポリス
北極警備隊
The WORLD
CYPHER
本気のしるし
笑う吸血鬼

 

『言葉では語りえない何物かを伝えるのが、
絵画であり彫刻であるはずなのにな-----(ギャラリーフェイク22巻/細野不二彦/小学館ヨリ)』

代美術、すきですか。私はわりとすきです。
よくわからん、とも思うけど。
それでも、なんか面白いかも?と思ってみていると、面白く思えてくるもんです。
美とは、万人にとって良く、美しいものであり、普遍的な価値観である、とは間違っても言えない。
でも、ある人間にとって美しいと思えるものは、同じ人間ならば誰でも受け入れられ得るものでもあると思う。
美の普遍性の可能性を、私は疑わない。
それでも、美術とかかわらずに居る人はおおい。なんか敷居が高いから?
イエ、美術って、万人に開かれているようで、実は訓練が必要なのです(と、最近思う)。

とえば「モナ=リザ」。名画と言われるけど、名画と知らされずに美術に疎い人がみたとして、かならず印象に残るかと言えば、そんなことはない。
名画の解説本など多くあるけど、それを理解しようとして、それのみを研究したってわかるはずありません。
レオナルド=ダ=ヴィンチは偉大で素晴らしいけど、彼が突然変異で、一人きりで天才として生まれたわけではない。その時代の、あるいはそれより以前の多くの作家が居たからこそダ=ヴィンチが生まれたわけだから、「モナ=リザ」をみてカンドウしたいのなら、それら多くの作品を冷やかしでもいいから見ておかないとイケマセン。
これが、きっと近現代、美術に興味ない人が増えた理由。

楽でも耳障りのいいわかりやすいポップスやヒーリングミュージックが量産される時代。
噛めばかむほど味が出る、なんてうっとおしいことは歓迎されないようです。楽しいのになあ。
ちなみに私は、『癒し系』という言葉はダイキライ。そんなカンタンに、商売ごとに踊らされて癒されてる場合じゃないでしょミンナ。
現代美術。これも楽しむには訓練が必要です。どうもそれぞれのオブジェには、作者はコムツカシイ理屈を込めているらしい。解説を読むとなるほど現代の病巣を表現しているらしい、あわされた鏡は終わることのない人間の欲望に対する警告らしい。……そんなん知るかい!
解説を読まないとわかんない美術、勉強してから出向かないと美の恩恵に預かれない美術。

もね、そんなんしなくても、美術って楽しいのですよ。
たしかに訓練は必要です。だれだって、見たことないものを美しいとはおもわない。
私なんかは、はじめ木村佳乃をとてもかわいいとは思えなかったけど、慣れるにつれてイイナア、と思うようになりました(なんちゅう例えじゃ)。
解説もまあ、読むと面白いけど、読まなくたって、わかんないままでもいろんな物見てると、脳みそに美術を見るための回路が出来るのですね。これが大事。
私も、美術に対する回路が、最近ようやくできてきたような気がする。

もが美しいと感じるもの。それって『自然である』ことではないかな。
『美術』とは、各人のなかにあるそれを、なぞっていくこと。
『自然』に対する回路は、多分みんながもってる。理解できるはず。人間が生まれて生きて、そして死ぬこと。
それが皆が等しく持つ『自然』だし、『美』であるはず。『自然』と無縁の人間は、いないよね。
美術とは、何をどうしたって、人工的なもののことです。
つまりどうあがいても、不自然なものでしかありえない。
バルビゾン派の風景画も、京都の枯山水も。それらはすべて、神の業である『自然である』ことを、
どうにかして再現しようとしているのではないのか。
それを追求していく過程で、前衛美術、現代美術というものが生まれます。
つまり、作者の意図する表現でなく、自然の成り行きにまかせた、具象的な表現のない作品。
三つ折りにした紙に、3人が好きな絵を描く。一人が書いたら次の人が、前の人の絵が見えない状態で、続きを描いていき、最終的に広げてみると、誰もが予想しなかった奇怪なかたちの何かが描かれている。昔のシュルレアリストはそういう遊びをしていたそうな。あと何も考えずに、インスピレーションにまかせてトランス状態で鉛筆を動かすとか。
人間の意図しないところに、神の意志とも言うべき『美』が舞い降りると考えたようです。
そういう『美への渇望』を理解したとき、けっこう解説や能書きはどうでもよくなってきませんか?
古典の名画だろうと、前衛美術だろうと。

みとってもらいたいメッセージを込めてある作品もあるのだろうけど、あくまで作品は受け取り手に託されているのだし、どう感じようが自由のハズ。
自然の風や、木々のさわめき、水面に踊る光をみて、誰もが美しいと感じる。それらを与えられるのでなく、自らの手で生み出したいと願うのは当たり前のことかも知れないし、もしかしたら僭越なことかもしれない。
大切なのは、言葉や理屈に踊らされることでなく、今ものを見て感じられる自分を信じて、それに身を託すこと。自然に身を置いて美しいと感じた時に、脳みそをフル回転させる人はいないよね。
ぼーっと空の高みの眺めて、自分がからっぽになる感じ。
そういう感じで、いいんだと思うんですけど。

んでもって、『ギャラリーフェイク』は、面白いです。オススメです。ピックコミックスピリッツで隔週連載中。人情味あふれて、エンタテインメントで。実写でドラマ化してほしいな〜♪
フジタが佐藤浩一(好きv)で、サラちゃんがビビアン=スーあたりでv
妄想中・妄想中・・・

All rights reserved by masa