近年、欠損孔をカテーテルで閉じる方法が、行われ始めていますが、まだ、症例は少ないようです。
 
 アメリカで開発されたもので、折畳み傘のようなものを、畳んで、カテーテルから、目的の場所へ入れ、欠損孔の先部分と、欠損孔の手前の部分でこの傘を1枚ずつ開き、孔を閉じるのだそうです。まだまだ、改良の余地が大きいらしく、国内で本格的に始められるには、数年かかるようです。
カテーテルで閉じることができれば、開心手術をすることもなく、親としては願ったりかなったり・・・でも、まだ、リスクも多く、実験段階と聞くと、躊躇してしまいますね。実際、5年後10年後のデーターは揃っても、それ以降は、まだ、わからないわけです。
 ちなみに、埼玉医大(埼玉県毛呂山町)や国立循環器病センター(大阪府吹田市)では、臨床試験も進んでいるようです。どうしても、傷を負わせたくないと思われる場合は、一度、聞いてみてもいいかもしれません。
 ただ、現状として言えることは、すべての心房中隔欠損症に適応という訳ではなく、孔の位置や大きさなど条件が必要となるようですし、健康保険外ということで手術費用も莫大であることなど留意点は多いと思われます。

 
カテーテル治療に関する過去の投稿
カテーテル治療に関する考え方
質問内容
病院では、いつ手術しても良いと言われていますが、カテーテルの手術方法が出てきつつあるという話を聞いて、迷いつつ先延ばしにしています。
傷が残らないこと。手術自体の負担が少ないこと。ちょっと聞けば、飛びつきたくなる情報ですよね。
でも、かえって、危険が大きくなるのではとか、日本で認可されるのは、まだまだ先みたいだとか、そして、進行性の病気を持つ同居の義父がいるのではやめに手術した方がいいかもとか、揺れ動いています。
 
回答1
私がメールで教えていただいた情報では、認可されるまでは、やはり保険はきかず、300万くらいかかるとか・・・・マジ?!って感じですが。
回答2
7ミリの欠損孔がある子の親です。うちは手術は両親の判断に任せると医者にいわれて、只今お悩み中ですけど、お気持ちよくわかります。カテーテル手術も怖い部分ありますね。
今現在まったく健康な子を開胸手術させるのはとてもつらいし、不安です。といってカテーテル手術もあと数年はかかりそうだし、危険もあると思う。第一、あんな金属の栓がずっと一生子供の心臓に入るのかと思うとすごくイヤだし、不安です。何か心配ばかりしていて、ちっとも前に進まないので、もう一箇所病院をあたってみようと、そして別の意見も聞こうと思っています。
回答3
カテーテル治療は、確かに魅力的ですよね。「なんて微妙な時期に子供は産まれてきたんだろう・・・」
って思う事があります。うちの主治医は、まだすすめないって言います。
でも、私がいろいろお聞きした、心房中隔欠損症の親御さんの中には、大切開か、小切開かで悩んで、
あえて、大切開を選んだと言う方さえいっらしゃいました。それは、あくまで、子供へのリスクを
できるだけ、減らすためなんですよね。
私はそのお話を聞いた時、傷にばっかり、こだわってきた自分を少し反省しました。
カテーテルにリスクがなければ、もちろん、カテーテルを待ちたい。それは正直なところですし、
症状が出ないとくれば、少しでも手術を先延ばししたい・・・
いろんな気持ちが振り子のように揺れて、なかなか、答えが出せない感じです。
でも、傷があることもすべて、マイナスなわけではない、
病気も傷も、きっと子供の心をプラスに育ててくれると信じています。
回答4
カテーテル手術のことは主人とも話し合っていて 緊急性がないのなら認可を待ってもいいかな・・・と思い 久留米大学のカテーテルの治検をされた先生にもメールで今後の見通しなどを聞きました。まだいつになるか見通しはたっていないけれど認可されたからと言っても 全員適用されるわけではなく 欠損孔の位置などが関係してくるそうです。 またそれを調べるには 心カテじゃなく 胃カメラのようなもので検査をするそうです。結構苦しそうなイメージで 親としては躊躇してしまうかな・・・きっと最初のうちは保険も適用されないかもしれないから 小児特性疾患の補助も受けられなかったら費用的にもくるしいかな・・・?って思ってしまいます。 
回答5
私も手術前、小児科の主治医にカテーテルの閉鎖術について聞いてみました。
それによると、日本では現在、治験が終わった段階で、厚生省から正式な認可がおりるのは数年先のようです。
主治医によれば、まだまだ始まったばかりの手法で、何があるかわからないという意味では、開心術よりもリスクは高いだろうということでした。
また、娘の場合は穴がかなり大きかったことから、カテーテル閉鎖は難しいだろうとも言われました。
日本で治験に使われた閉鎖栓は、形状記憶合金のメッシュのようなものらしいですが、私が別の本で読んだアメリカ製のものは、
骨と布でできた2枚重ねの傘のような形状でした。
その本によると、カテーテルによる完全閉鎖率は44%〜93%と
手術に比べると明らかに低く、留置・閉鎖に成功してもアームが折れるなどの問題が後日生じることもあるそうです。
また、血液が異物に触れることになるため、6ヶ月ほど凝固を防ぐ薬を飲むようです。
しかし、体に傷がつかないことや、術後2日で退院できるなどのメリットはやはり大きいです。
心房中隔欠損症の場合、大抵、急いで手術をしなければならないというものでもありません。
お子さんはまだまだ小さいので、とりあえず認可されるまで、様子を見るのも手だとは思いますが、やはり詳しいことは主治医の先生に遠慮なく聞いてみるのがいいのではないでしょうか。
一応、ネットで見つけた関連ページのURLも記しておきます。
http://www.jsachd.org/qaa/0107.html
回答6
認可は数年後とのことですが、孔の大きさや位置など、様々な条件をクリアーしなれけばならないなど、簡単にはいかないことが多いようです。
このページに来ておられる方でも、カテーテル治療ができれば・・・
と思っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますし、私も、そんなことが可能なら、少しでも待ってみたいと思った時期もありました。(女の子だし・・・)
でも、まだまだ、リスクが高いように思われますし、子供の将来を考えると、ちょっと踏み切るには不安です。
医療は毎日進歩しています。ここ2、3年は不安でも5年10年後なら、見方も変わってくるかもしれませんね。
回答7
生後半年位でASDがみつかった時、医師から「小さい穴なので自然に閉じるかもしれません」と言われたので、以後、年1回の検診はそれこそ祈るような気持ちで受けていました。しかし、6歳の検診時に、「この時期までに閉じていないと自然閉鎖はないだろう」と告げられたときはかなりショックでした。
穴の大きさには、その何ミリかに私もずいぶんとこだわってきました。6歳のカテーテル検査では、大きさは1.3cm位とのことでしたが、実際心臓をあけて計っているわけではないので、ミリ単位はあてにならないと説明されました。
その後、カテーテル治療が娘に適用できないかと思い、当時この治療を行っていた埼玉医科大学病院で診察を受けました。同じASDでも穴の大きさ、位置、形、圧などによって適合するか否かが決まると言われました。
私の娘の場合、超音波とカテーテル検査の結果で適合しそうなので、食道からカメラで穴を撮影してから決めましょう、ということになりました。
ただし、この治療の実施例を伺ったところ、その週に4人手術をして2人は成功したが、2人は途中で失敗して、その時には一刻も早く閉鎖栓を取り除くために胸を大きく切らなくてはならなかった、また過去、外国での実施例では、穴を閉じた閉鎖栓が他の心臓の壁を傷つけて再手術になったとのことでした。これを聞いて我が家では、決心がつかず様子をみることにしました。
今年に入り、現在B大病院にいて「心臓を守る会」の会報への執筆や講演会をされているK先生に、カテーテル治療の現状について伺ったところ、「現在認可が下りるのを待っている状態だが、4年前からこの治療については前進していないようだ。この方法のメリットはたくさんあるのだが、実際開始されたとしても、この治療に適合する人が何人もいないので、医者が熟練するまでに何年もかかるのではないか」と言われました。
しかし、近い将来には、今以上に医療技術が進歩し状況は変わってくるはずですので、小さなお子さんの場合でまだ待つことができるのでしたら、その間、希望を持っていろいろ納得いくまで調べてあげて下さい。